本領域では、分子が材料合成プロセスを精密に制御する「分子制御」により、従来の有機・高分子やセラミックスなどを超える、有機と無機、ソフトとハード、動的と静的がそれぞれ融合したマテリアルを構築する。この「分子制御」のプロセッシングに立脚し、地球上にありふれた素材を用いて温和な条件下において合成される、「自然調和型融合構造材料」および「動的融合機能材料」の開発へと展開する。この目的のために、研究班を以下のように組織している。「分子による材料の形成プロセスおよび組織化・構造制御」(分子制御)を各班の基盤となる技術として共有し、その制御技術の基礎を追求する分子制御班(研究項目 A01)、さらにその発展技術としての構造構築班(研究項目 A02)および機能開拓班(研究項目 A03)を設けている。